人文科学とコンピュータシンポジウム(じんもんこん2021)
「越境する」デジタルヒューマニティーズから「総合知」へ
開催の趣旨
デジタルヒューマニティーズは、人文学や情報学といった既存の学問の垣根を超え、また、日本だけでなく、様々な国や地域、そして機関を超えた連携を可能にした。また、研究としてだけでなく、教育活動やパブリックヒューマニティーズの実践を通じて、その成果を一般社会へと波及させることにも努めてきた。この様々な越境性こそが、デジタルヒューマニティーズの本質的特徴の一つと言えるだろう。 一方で、2020年初頭から始まったCOVID-19によるパンデミックは、時代の特色としての越境性が持つ「光」と「影」を映し出す事態となった。すなわち、パンデミックは、人の国際的な移動によって、その速度と影響を拡大させることにつながった。その一方で、国際的な研究連携をさらに加速させることで、パンデミックの克服と、その後の社会を見据えた学問領域の誕生を促すきっかけともなっている。 そこで本年のじんもんこん2021では、デジタルヒューマニティーズの越境性という本質へと立ち返りつつ、ポストコロナを見据えて、「越境する」デジタルヒューマニティーズから、「総合知」としてのデジタルヒューマニティーズへと至る道を探る機会としたい。
発表論文募集の日程
・募集開始 2021/08/02
・概要論文締切 2021/08/30
・論文採否通知 2021/10/04
・カメラレディ論文締切 2021/11/01
情報提供:情報処理学会 人文科学とコンピュータ研究会 主査 耒代 誠仁(桜美林大学)