第157回例会開催のご案内
関西担当理事 石井 幸雄
公文書の管理や情報公開の在り方について活発な議論が始まりました。情報公開請求時、「廃棄して不存在」として不開示決定したはずのPKOの日報が実は存在していたこと、国有地の売却に係る情報開示請求に対し、「稟議書」と「契約書」しか開示されず、「交渉記録」については保存期間が過ぎた説明、すでに廃棄したとしたことなどが発端となりました。
こうした状況を踏まえ、政府は、保存期間が1年未満保存とされている文書でも、行政運営の検証に必要な文書は原則として1年以上保存するなど、「行政文書の管理に関するガイドライン」の見直しに向けた考え方をまとめ新たな指針を出しました。今後、パブコメを経て、公文書管理委員会において専門的な見地から議論されていくものとみられます。
しかし、「1年未満保存文書」に関する調査研究は管見する限り1例しかありません。今回は、その貴重な先行研究に関する報告をさせていただきます。全文書量に占める割合が40%といわれる「1年未満保存文書」の区分・類型化や適正な取扱い方法等について、参加された皆さんと活発な意見交換を行いたいと思います。
つきましては、下記のとおり「第157回例会」を開催致しますので、会員及び本テーマにご関心がある皆様は奮ってご参加下さい。
記
テーマ 「行政文書の管理に関するガイドラインの見直し:1年未満保存文書の取扱いを中心に」についての報告と意見交換会
報告者 石井幸雄(記録管理学会) テーマ:「1年未満保存文書に関する先行研究報告」
開催日時 平成29年12月2日(土)17:30~19:30 受付開始 17:00~
会 場 関西学院大学 大阪梅田キャンパス1402教室 アプローズタワー14階
(ホテル阪急インターナショナルや梅田芸術劇場と同じビルです)
アクセス http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/access/
主 催 記録管理学会:http://www.rmsj.jp/
後 援 ARMA International 東京支部
参 加 費 会員及び後援団体会員、非会員ともに無料
懇 親 会 参加は自由です。参加費は現地にて徴収させて頂きます。
定 員 コロキウム形式のため、先着20名様を定員とさせて頂きます。
申込締切 平成29年11月25日(土)まで
申 込 先 関西担当 石井幸雄 e-mail : eureka★maia.eonet.ne.jp
※メールの際は、★を@に変更して送信をお願いします。
※お名前、所属機関、ご連絡先住所・電話・e-mail)を記載して下さい。
※緊急連絡先はお申込み後にご連絡させていただきます。
以上